ハシゴフィーダー
オリジナルのツェップアンテナはハシゴフィーダーを使うが、なぜハシゴなのかよくわかっていなかった。
要は、エンドフェッドでインピーダンスが高いワイヤーへの給電に、同調型のハシゴフィーダーを使うことで、インピーダンス変換を行うということのようだ。
ハシゴフィーダーを同調型として使うことで、平衡経路であるハシゴフィーダー上からは、位相が反対の定在波が立ち打ち消しあって電波がでないが、インピーダンスは長さによって (伝送路インピーダンスとは異なった) 変化する値になり、ちょうどいい長さに調整することで給電できる。このとき、定在波が立っているのでケーブルの伝送路インピーダンスは直接関係なくなる。
同軸の場合、不平衡経路なので、経路上から電波が出てしまい意図した挙動にならない。
ツェップライクと呼ばれるアンテナでは給電にLC共振回路を使って間接的にエレメントに給電している。ハシゴフィーダーの変わりに集中定数で解決している。
ハシゴフィーダーのメリット
- 損失が少ない (7D同軸の10分の1程度)
- インピーダンスマッチングを兼ねられる
- 細かい線路インピーダンスは無視できるので自作可能
デメリット
- 雨や周辺環境の影響を受けやすい
- 同調型で使う場合、長さに制約がある
- 必然的にでかい
- 耐久性があまりない
関連エントリー
- アンテナの合わせかた、またはSWRが高くても飛ぶアンテナ 重要なこと: SWR が下がっていれば同調していると考えていいが、SWRが高いからといって同調していないというわけではない。 というのも、リ...
- 74HC04 の出力インピーダンス データシートにまさにこれという値は載っていないので計算する必要がある。VCC などによって出力インピーダンスが変わってくる。 たとえば To...
- アンテナに生じる電圧 しばしば、耐圧を気にする場合、アンテナに生じる電圧を求めたくなることがある。 普通にインピーダンスと電力から求める。インピーダンス 、電力 ...
- 伝送路中の定在波の最大電圧と最大電流 伝送路インピーダンス50Ω 送信機出力 50W では、完全に整合していれば、50Vrms 1A になる。ただ、SWR が悪化すると (すなわ...
- ✖ メモ: コモンモードは+と-が同位相なので、+と-を同時にコアに巻いてやることで強いインピーダンスを発生させることができる。ノーマルモードは...