EOS 5DS というフルサイズ5060万画素のカメラが発表された。
フルサイズ5060万画素
ところで以前レンズの理論上の解像度限界というのを求めたことがあった。これは、絞りを絞るほど回折によってボケてしまうという物理的な絶対的制約からくる解像度限界だった。
フルサイズセンサ (36x24mm) で 8688x5792pixel だとすると、画素サイズは 約 0.00414mm なので、F7 波長500nm でのレイリー限界 0.00427mm よりも細かくなる。
高画素数になるということは、より回折にシビアなセンサーになるということになる。ある程度よりも (この機種の場合 F7 程度) 絞ってしまえば、いくら高画素でも解像度はあがらないので意味がない。
実際のところでは、回折ボケよりも手ぶれのほうが厳しい場合が多いように思われるが、とにかく回折による解像度の限界を感じやすくなる。
ローパスレス
高画素化することによって空間的なサンプリング周波数があがり、ナイキスト周波数(=サンプリング周波数の半分)も上げることができる。十分に高いナイキスト周波数 (具体的にはレンズの性能よりもセンサーが勝る=レンズがローパスフィルタとして働く) の場合、センサー直前のローパスフィルタを省くことで画質の向上をはかることができる (ローパスフィルタでは、ナイキスト周波数ぴったりで遮断するということはできないので、いくらか解像度が犠牲になる)。
画素サイズを(アスペクト比間違いにより)間違えていたので、いろいろ修正しました。
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