スペアナとリターンロスブリッジを使ってSWRを測ってみる
リターンロスブリッジを買ってみたので、手元にあるいろんなものを測ってみました。
測定方法
普通のリターンロスブリッジなので、DUT をオープンしてノーマライズ、DUT に測定対象を接続してリターンロスを読みます。
ダミーロードたち
SMA コネクタの小電力ダミーロードたちです
ちょっとだけ長いやつ (耐電力 2Wのもの)
短いやつ 1W か 0.5W
もうひとつ短いやつ
ダミーロードが悪いのかリターンロスブリッジが悪いのかよくわかりませんが、そこそこまでしか測れなそうです。実用上はまぁまぁ使える感じでしょうか…
アマチュア無線用の M コネクタ定格15Wダミーロードです
DC-1GHz まで使える (1.15以下 (DC-800MHz) 1.20以下 (800-1000MHz) というスペックですが、1.15=23.13dB / 1.20=20.83dB なのでスペック通りの測定はできてない感じです。
ハンディ機用ホイップアンテナ
144MHz/430MHz 帯用のホイップアンテナです。1/4λなので人体アースしながら測っています。アースしないと全然違う帯域に同調していました。
モービル用マルチバンドホイップ
ベランダに設置してあるホイップです。最近調整してませんが… 2014年の10月あたりの記録はこれです http://lowreal.net/2014/10/08/1
なぜかちょっとずつズレているようにみえます。
ちなみに DSA815 には VSWR モードがあって、実はリターンロスからVSWR換算を自動でやってくれます。これを使って 21MHz 帯を見てみました。
7MHz も見てみました。
アンテナアナライザーでも測ってみました。
アンテナアナライザーとTG付きのスペクトラムアナライザー
リターンロスブリッジを使えばTG付きのスペクトラムアナライザーはスカラー型のネットワークアナライザと似た機能を持つようになります。しかし位相は測れないので決してベクター型ネットワークアナライザの代わりはできません。
アンテナアナライザーはベクター型ネットワークアナライザのアンテナ特化版です。(ベクター型ではないアンテナアナライザーもありますが…) なので R + jX を分けて表示することができ、
- アンテナが共振しているのに抵抗成分のミスマッチでVSWRが高い (トランスをつかえば解決)
- アンテナが共振していなくてVSWRが高い (アンテナ自体の調整が必要)
という原因をわけて解析することができます。
50MHz 帯まではアンテナアナライザーがあるのでスペアナでリターンロスを測る機会はまずなさそうです。しかしそれ以上高い周波数ではスペアナ+リターンロスブリッジが活躍できそうです。
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