2016年 03月 19日

ST7735 128x128 TFT カラー液晶モジュール

例によって ebay で300円ぐらいものです。絶対的な解像度はともかく TFT カラー液晶がこの値段だと 16x2 の LCD とかが情報量的にはゴミに思えてきます。(ライブラリサイズとかの兼ね合いもあってそのまま置き換えられるわけではないですが)

購入したものは ST7735 を使っているので、Adafruit-ST7735-Library でだいたい動く雰囲気なのです。以下の2つのライブラリを使える状態にしておく必要があります。

しかし、このモジュールが想定している仕様とは異なる仕様のモジュールのようで、微調整が必要でした。ただし Adafruit-ST7735-Library はクラス構造を private にしているので、残念ながらライブラリ側を無修正のままではどうしようもありませんでした。

最低限の修正に留めるようと、以下のように private を protected にしました。

diff --git a/Adafruit_ST7735.h b/Adafruit_ST7735.h
index 0598720..3b1aa97 100755
--- a/Adafruit_ST7735.h
+++ b/Adafruit_ST7735.h
@@ -152,7 +152,7 @@ class Adafruit_ST7735 : public Adafruit_GFX {
   void     dummyclock(void);
   */
 
- private:
+ protected:
   uint8_t  tabcolor;
 
   void     spiwrite(uint8_t),

実際に使う前に public 継承して初期化処理を奪っています。実際のコードでは冒頭の gif のように millis() を連続して表示させています。

#include <Arduino.h>
#include <Adafruit_GFX.h>
#include <Adafruit_ST7735.h> /* must modify private to protected */
#include <SPI.h>

class TFTST7735 : public Adafruit_ST7735 {
public:
	TFTST7735(int8_t CS, int8_t RS, int8_t RST = -1) :
		Adafruit_ST7735(CS, RS, RST)
	{
	}

	void init() {
		initR(-1);

		_height = 128;
		rowstart = 32;
		colstart = 0;
	}
};

#define TFT_CS     10
#define TFT_RST    9
#define TFT_A0     8

TFTST7735 tft = TFTST7735(TFT_CS, TFT_A0, TFT_RST);

void setup (void) {
	tft.init();
	tft.fillScreen(ST7735_BLACK);
}

void loop() {
	tft.setTextWrap(false);

	// font size is 5x7
	tft.setCursor(5, 5);
	tft.setTextColor(ST7735_RED);
	tft.setTextSize(1);
	tft.fillRect(5, 5, 128, 7, ST7735_BLACK);
	tft.println(millis());

	tft.setCursor(5, 20);
	tft.setTextColor(ST7735_WHITE);
	tft.setTextSize(2);
	tft.fillRect(5, 20, 128, 7*2, ST7735_BLACK);
	tft.println(millis());
	delay(24);
}

所感

128x128 は MCU で扱う解像度としてはかなり広く感じます。文字を dot by dot で表示させると 16x2 などの LCD モジュールと比べてかなり情報量が増えます。カラーなのでさらに情報量が増えます。

描画速度も 16x2 の LCD などよりは早いです。ただしバッファが1つなのであまり書き換えが早いとチラついてしまいます。

デメリットとしては制御コードが複雑になる (フットプリントが増える) ことだと思います。上記のコードはかなりシンプルに見えますがプログラムで23.3%、データで7.7%使っています。ライブラリ側の工夫でもうすこし縮められそうな気はしますが、テキスト表示するならフォントは持たざるを得ないので、16x2 と比べると確実にコード量が増えます。

2016年 03月 18日

MAX7219 8桁 7セグメント LED モジュール / Arduino

だいたい300円ぐらいのものです。MAX7219 というLEDドライバを使っていて、SPI で表示を変えられます。(正確には 7219 は SPI 対応とは書いてないのですが、CS の扱いが違うだけ? なのか、ほぼSPIと同じインターフェイスです。よくわかりません)

SPI を使ったことがなかったので一応自分で書いてみました。BCD のデコーダが入っており、数字ぐらいの表示なら自分でLEDとのマッピングを持つ必要はありません。

モードがいくつかあって

  • 全桁自分で制御 (7セグメント+ドットに対応するビットを自分で入れる)
  • 最下位桁だけBCDで残りは自分で制御
  • 上位4桁は自分で制御して、下位4桁はBCD
  • 全桁BCD

と選べます。7セグでアルファベット表示したい、みたいな場合は全桁自分でやる必要があります (マッピングすなわちフォント情報を持つ)

コード

書いたコードでは、全桁BCDでやるようにしてみました。マッピング持つのが面倒なのと、実質自分が使おうと思う用途だと数字以外表示しなそうだな、という気がしています (7セグでアルファベット表示させるのは視認性が悪いので好きじゃない)

SPI 通信はビット数のキリがいいのでハードウェアを使ってやっています。MAX7219 は 10MHz の SPI らしいのでそのようにしてみました。チップセレクトだけコンストラクタに渡すようにしています。

#include <Arduino.h>
#include <SPI.h>

#include <string.h>
class MAX7219 {
	uint8_t CS;

public:
	enum class ADDRESS : uint8_t {
		NOOP = 0b0000,
		DIGIT0 = 1,
		DIGIT1 = 2,
		DIGIT2 = 3,
		DIGIT3 = 4,
		DIGIT4 = 5,
		DIGIT5 = 6,
		DIGIT6 = 7,
		DIGIT7 = 8,
		DECODE_MODE = 0b1001,
		INTENSITY = 0b1010,
		SCAN_LIMIT = 0b1011,
		SHUTDOWN = 0b1100,
		DISPLAY_TEST = 0b1111,
	};

	enum class SHUTDOWN_MODE : uint8_t {
		SHUTDOWN = 0b0,
		NORMAL = 0b1,
	};

	enum class DECODE_MODE : uint8_t {
		NO_DECODE_FOR_DIGITS_7_0 = 0b00000000,
		CODE_B_DECODE_FOR_DIGIT_0_NO_DECODE_FOR_DIGITS_7_1 = 0b00000001,
		CODE_B_DECODE_FOR_DIGIT_3_0_NO_DECODE_FOR_DIGITS_7_4 = 0b00001111,
		CODE_B_DECODE_FOR_DIGIT_7_0 = 0b11111111,
	};

	MAX7219(uint8_t _cs) :
		CS(_cs)
	{
		pinMode(CS, OUTPUT);
	}

	void write(ADDRESS address, uint8_t data) {
		SPI.beginTransaction(SPISettings(10000000, MSBFIRST, SPI_MODE0));
		digitalWrite(CS, LOW);
		SPI.transfer(static_cast<uint8_t>(address));
		SPI.transfer(data);
		digitalWrite(CS, HIGH);
		SPI.endTransaction();
	}
	void begin() {
		SPI.begin();

		setDecodeMode(DECODE_MODE::CODE_B_DECODE_FOR_DIGIT_7_0);
		setScanLimit(7);
		setShutdown(false);

		setIntensity(8);

		for (int i = 0; i < 8; i++) {
			write(static_cast<ADDRESS>(i + 1), 1);
		}
	}

	void setDecodeMode(DECODE_MODE mode) {
		write(ADDRESS::DECODE_MODE, static_cast<uint8_t>(mode));
	}

	void setScanLimit(uint8_t limit) {
		write(ADDRESS::SCAN_LIMIT, limit);
	}

	void setIntensity(uint8_t intensity) {
		write(ADDRESS::INTENSITY, intensity);
	}

	void setShutdown(bool shutdown) {
		write(ADDRESS::SHUTDOWN, static_cast<uint8_t>(shutdown ? SHUTDOWN_MODE::SHUTDOWN : SHUTDOWN_MODE::NORMAL));
	}

	void print(const char* buf) {
		size_t len = strlen(buf);
		uint8_t digit = 0, dp = 0;
		for (size_t i = 0; i < len && digit < 8; i++) {
			const char c = buf[len - i - 1];
			if (c == '.') {
				dp = 1<<7;
				continue;
			} 

			uint8_t b;
			if (c == '-') {
				b = 0b1010;
			} else
			if (c == ' ') {
				b = 0b1111;
			} else
			if ('0' <= c && c <= '9') {
				b = static_cast<uint8_t>(c - '0');
			} else {
				continue;
			}

			write(static_cast<ADDRESS>(digit + 1), b | dp);
			dp = 0;
			digit++;
		}

		for (; digit < 8; digit++) {
			write(static_cast<ADDRESS>(digit + 1), 0b1111);
		}
	}
};


MAX7219 leds(10);

void setup() {
	leds.begin();
	leds.print("-1234.567");
	delay(3000);
}

void loop() {
	leds.print(String((float)micros() / 1000).c_str());
	delay(29);
}
2016年 03月 16日

PCB Milling で TSSOP

切削を2回ぐらい失敗したあと、そこそこ良さそうなのができたので、実装してみました (まだ途中ですが)。右側でブリッジしているような部分がありますがこれは設計上の意図的なもので、右側はほぼ完璧です。

マクロで撮るとスケール感がわかりにくいので右側に SOIC のパッケージのものも入れています。ほぼ同じサイズで約2倍のピンが並びます。

残念ながらプレッシャーフットなどがないのでワークのZ軸に傾きがあり、これがどうしても消せませんでした。左側は低くて、右側は高い (といっても0.1mm〜0.2mm程度の傾き) という状態です。ほとんど基板に触れない状態から切削を開始して、ダメそうなら 0.02mm ずつZを下げていきました。これ以上下げるとTSSOPの部分のパッドが消滅しそうなのでやめました。

左側は手作業でショート部分を削ったのでだいぶ汚ないです。

一応 TSSOP も実装できそうです。しかし、このサイズ (30mmx23mm程度) でも傾きがこれほど問題になるので、もっと大きな基板では現状のセッティングではまず無理そうです。プレッシャーフットを自作するか、あるいは基板を固定しているジュラコンを精密に水平出しをすればいけるのかあるいは設定を詰めればいけるのか、よくわかりません。プレッシャーフットも万能ではないのでなんともいえなそうです。


やはり気楽にやれる範囲は SOIC ぐらいだと思います。実装の点でも SOIC まではルーペなしで実装可能ですが、TSSOP ぐらいからルーペ確認が必須になってきます。

主要ピン幅

  • DIP : 2.54mm
  • SOIC: 1.27mm
  • TSSOP: 0.65mm
  • MSOP: 0.5mm

先端 0.1mm、60度のVカッターだと0.1mm の深さで幅 0.215mm。

ソルダーマスク

このように PCB Milling で普通に作るとソルダーマスクがないので、ハンダブリッジをとても起こしやすい状態になります。

いくつか作って実装してみてわかりましたが、表面実装品ではソルダーマスクがなくても案外ブリッジしません。一方でリード品をハンダづけすると高確率でブリッジします。

これはおそらく使用するハンダの量の違いだと思います。また、リード品だとリードが邪魔で正確にコテ先をあてにくいのも一因としてありそうです。

TSSOPでもパッドがしっかり成形できていれば、ハンダ付け自体にはそれほど困難に感じません。ただしフラックスは必須です。

「リード部品のほうがハンダ付けしやすい」という刷り込みを持っていたので、意外な発見でした。

arm-linux-eabi でのアセンブリ ズンドコ

/**
zun-doko-kiyoshi in ARM Linux EABI
 */

.section .text
.global _start

.macro sys_write
        mov r7, $0x04
        svc $0x00
.endm

.macro rand_init
        /* using all high resiters for rand: r8-r12 */
        /* set seed from time */
        ldr r0, =time
        /* sys_time */
        mov r7, $0x0d
        svc $0x00
        ldr r0, =time
        ldr r8, [r0]
        /* load constant for rand */
        ldr r9, =1103515245
        ldr r10, =12345
        ldr r11, =2147483647
.endm

.macro rand
        /* random update r8 */
        mov r12, r8
        mla r8, r12, r9, r10
        and r8, r8, r11
.endm


_start:
        rand_init
        /* r6 is current zun count */
        mov r6, $0

loop:
        rand
        /* check bit / eq = zun, ne = doko */
        tst r8, $0x80
        adreq r1, zun
        moveq r2, #zun_len
        addeq r6, $1
        adrne r1, doko
        movne r2, #doko_len
        mov r0, $0x01
        sys_write
        bne check_kiyoshi
        b loop

check_kiyoshi:
        /* now this is doko state and check zun count */
        cmp r6, $5
        /* zun count is greater than 5 */
        bge call_kiyoshi
        /* failed to call kiyoshi and reset state */
        mov r6, $0
        b loop

call_kiyoshi:
        /* now this is kiyoshi state */
        adr r1, kiyoshi
        mov r2, #kiyoshi_len
        mov r0, $0x01
        sys_write
        mov r0, $0x00
        /* sys_exit */
        mov r7, $0x01
        svc $0x00

zun:
        .string "ズン\n"
zun_len = . - zun
        .align 2

doko:
        .string "ドコ\n"
doko_len = . - doko
        .align 2

kiyoshi:
        .string "キヨシ\n"
kiyoshi_len = . - kiyoshi
        .align 2


.section .data
time: .word 0

cross compile

 arm-linux-gnueabi-as ./sketch.s -o sketch.o && arm-linux-gnueabi-ld -o sketch -e _start sketch.o && qemu-arm-static ./sketch
2016年 03月 15日

ほんとにイライラすることばかりが起きる。なんでこんなめにあうのか。本当の意味がわからない。

いくら自分から面白いことを探そうとしても、ひたすらに不幸が追いかけてくる。嫌なことは自動的に毎日起き続けるのに、面白いことは追いかけても逃げていく。


とにかくこの毎日嫌なことばかりが起きるのをなんとかしたい。

自分の中からはただただやりたいことが沸いてくる。大半の嫌なことは他人に起因していて、

  • 嫌なことを言われる
  • 嫌なことを言われると予期される
  • 嫌なことをやらされる

となる。しかし他人に起因することは自分にどうすることもできない。無力。原因が解決しないので、運用でカバーとするしかないが、運用力がない。

もっと果てしないスルー力があれば解決するかもしれない。どのようにしてそれを手に入れればいいかはわからない。他人の重要性をもっともっと下げていきたい。お前らとかどうでもいいと思えるようになりたい。他人の評価を全て無視したい。

とにかくなんとかしてストレス解消したい。最近とことん些細なことでイライラする。

精神的余裕がないのに、追い討ちをかけるような事態しか起きない。ひどいめにあうということしかない。インターネットのほうがまだ安全ではないか。

自分は自分のルールで生きており、つまりこのルールは道徳ないし宗教なので、他人にどうこう言われるようなものではない。ただ生きてるわけでもなく、自分のルールに従って生きている限り、それをどうこう言われる筋合いは全くない。

事情を知らない人間はクソなことを言ってくる。お前の事情なんてこちらとしても存じあげない。コミュニケーションをしないやつに、コミュニケーション能力が低いと罵られる意味はなんだ。

2016年 03月 14日

中華AD8307をデジタル電力計にしてみる

中華AD8307のテストをしてみましたが、これはうまくいけばモジュールとして使えるようにピンヘッダを立てて作りました。

テストした感じでは使えそうなので、まずパワー計として動かしてみることにしました。

といっても、MCUのADCで読んで計算するだけです。

ただ、AD8307 そのままだと入力範囲が -76dBm〜+16dBm と、普段使うには電力範囲が小さいほうに寄りすぎているため、25dB のアッテネータを前段に挿入し、-51dBm〜+41dBm の範囲としました。

耐電力の大きなアッテネータは面倒なので、1/2W 抵抗を使い、定格1W程度、極めて短時間なら10W程度というイメージです。

使用感

実際10W入力すると3秒ぐらいでかなり発熱するのでこわいです。5W ぐらいまでなら〜5秒耐えられそうです。

確度

アッテネータの絶対的な誤差は簡単な校正で消せます (インターセプトが移動してるだけなので) 。AD8307 自体のログとの一致性は±1dB。

ただ、入力周波数によって出力電圧が結構変わりますので、確度を求めるなら周波数カウンタ機能をつけて、周波数も変数にして校正したほうが良さそうです。

例えば10MHzと500MHzだと、出力電圧にほぼ固定で10dB分の差があります (1ケタ!!)。一応、この差は周波数に応じてほぼ固定なので、入力周波数がわかっていれば簡単に補正はできます。

↓ はデータシート記載のものと、実測のもの


今回は周波数を測ってない以上、全域での絶対的な確度はあまり期待できません。

計測できた電力値が実際より大きい分にはあまり問題ではありませんが、実際よりも小さい値が表示されると、これを信じて他の機器につないだときに過大入力になることがあり、よくありません。安全策としては上限周波数で校正をかけることでしょう。

ただし、前段についているアッテネータの特性的に300MHzぐらいが上限です

用途

明確な出力が不明な信号源の場合、直接スペアナに繋ぐまえに、一旦チェックする用として使いたい気持ちです。瞬間的になら10W入力できますし、これなら壊れても痛くありません。

コード

#include <Arduino.h>
#include <Wire.h>
#include <LiquidCrystal_I2C.h>
#include "interval.hpp"

static const float SLOPE = 26.367;
static const float INTERCEPT = -63.51879243;


LiquidCrystal_I2C lcd(0x27, 16, 2);
String formatWatts(const float watts) {
	if (watts < 1e-3) {
		return String(watts * 1e6) + "uW";
	} else
	if (watts < 1e-1) {
		return String(watts * 1e3) + "mW";
	} else {
		return String(watts) + "W ";
	}
}

void setup() {
	Serial.begin(115200);
	Serial.println("init...");

	Wire.begin();

	lcd.begin();
	lcd.backlight();
	lcd.setCursor(0, 0);
	lcd.print("Hello, World");
	lcd.setCursor(0, 1);
	lcd.print("TEST");
}

void loop() {
//	interval<1000>::run([]{
//		Serial.println("1000ms");
//	});

	uint16_t adc_raw = analogRead(0);
	Serial.print("ADC Got = "); Serial.println(adc_raw);
	float adc = static_cast<float>(adc_raw) / 1024 * 5;

	Serial.print("ADC Voltage = "); Serial.println(adc * 1000);

	float dBm = (adc * 1000 / SLOPE) + INTERCEPT;
	Serial.print("dBm = "); Serial.println(round(dBm));

	float watts = pow(10, dBm / 10) / 1000;
	Serial.print("W = "); Serial.println(watts);
	Serial.print("mW = "); Serial.println(watts * 1000);

	lcd.setCursor(0, 1);
	lcd.print(round(dBm));
	lcd.print("dBm");
	lcd.print("                ");

	lcd.setCursor(0, 0);
	lcd.print(formatWatts(watts));
	lcd.print("                ");

	delay(500);
}
2016年 03月 13日

高周波用アッテネータを作ってみる

25dB で SMA 入出力のアッテネータが欲しくなったので作ってみました。アッテネータを作ってみるのは初めてです。

回路

アッテネータの計算機 を使って必要な抵抗値を求め、抵抗計算のサイトでどうやって近い値を作るかを調べ、このようにπ型のアッテネータ回路にしました。

ボードレイアウト

小さくつくりたかったので全部縦に並ぶようにしてみましたが、入出力が近くなるので、こう実装するのはあんまり良くなさそうな気がします。

結果

挿入損失

300MHz ぐらいまではそこそこフラットにみえます。

リターンロス

300MHz ぐらいまでなら SWR=1.2 未満になりそうです。

2016年 03月 12日

中華AD8307を使ってみる

中華AD8307をいくつか手に入れてみたので、ちゃんんと使えるのか実験してみました。というのも、値段的にどう考えてもコピー品だからです (単価50円ぐらい)

回路とボードレイアウト

回路はAD8307のデータシートに記載がある以下の「基本的な接続」の回路ほぼそのままです。電源のデカップリング用の 4.7Ω はフェライトビーズに変え、入力抵抗 52.3Ωは100 // 110Ωで作っています (が、手元に110Ω抵抗がなかったため100 // 220 // 220 Ω)

ボードレイアウトは以下のようにしました。PCB Milling で作るため必ずしも理想的とはいえません。

測定

手元にある信号発生器だと、スペアナのトラッキングジェネレータ出力が一番信用できるので、これを使いました。ただし出力が-20dBm〜0dBmまでを1dB単位でしか出せないので、出力がもうすこし大きくなって飽和近くになったときどうなるかはわかりません。周波数は10MHz固定です。

ということでこのようになりました。確かにログアンプになっているようで、綺麗に dB に対して直線になっています。

傾きは 24mV/dB (= (2230-1750)/20 ), インターセプトは -92.9dBm ぐらいにあります。

AD8307 本来の仕様的にはインターセプトは -87〜-77dBm なのですが、これはずれています。原因はよくわかりません。入力インピーダンスが正確に50Ωになっていない(アンテナアナライザーで測ると約52Ω)影響かもしれません。

追記

500MHz まで段階的にはかりました。

広い範囲にしてみてみると、傾き 25.5mV/dB、インターセプト-87dBm ぐらいに見えます (10MHz時)。こんなもんなのかもしれません。

まとめ

ひとまずログアンプとしては動いているようなので使えそうです。インターセプトのずれは実装の問題なのかICの問題なのかはよくわかりませんのでとりあえず保留としようと思います。自分の場合出力を必ずADCに接続するので、ここが多少ずれていても大丈夫ではあります。

余談

表面実装品のテストにPCB Millingをはじめて使ってみました。PCB Millingとしては、こういう使いかたをするのが一番の目的だったので、ひとまずうまく実験できて良かったです。SOIC は割と足の間隔が広いので、あまり細かいことができないPCB Millingでも十分いけることがわかりました。